連携する

結婚相談所を自社だけで宣伝しようとするとコストが嵩みます。しかし、宣伝を行わないとお客様に知ってもらうことはできません。一般的に顔と顔を合わせての営業であっても100人に会えたとして、10人程度が話を聞いてくれる(興味を持ってもらえる)と言われています。

またその10人のうち1人はビッグイエス(たいていのものを積極的に取り入れてくれるお客様のこと)と出会えると言われています。これは通常の営業活動であって、広告を用いるともう少し率は下がります。

ただでさえその様な状況で、ではどのように費用を抑えて宣伝すると良いのでしょうか。その解決方法の一つに連携あります。連携とは以下のようなものが挙げられます。

①バーター

ここでのバーターとは物々交換を意味します。例えば結婚相談所の宣伝を行う際に、事前に結婚相談所を利用頂けるであろうお客様を明確にします。その明確になったお客様が利用するであろうサービスを近隣で展開している店舗と連携する方法です。

例えば、利用するであろうお客様を積極的に婚活する女性として、そう言った方が使いそうなサービスを展開する店舗に交渉してお客様を紹介した際にはその方に対してエステ無料や化粧品プレゼントといった特典をもらう契約をする方法です。ここで重要なのは安易に契約するのではなく、良い条件を引き出して契約することです。

クーポンが乱立する昨今ではお客様の舌も肥えており、どこにでもあるクーポンでは効果は期待できません。こちらは広告宣伝を行うのですから、先方は広告宣伝費を出来高払いにできるという利点があるので、ここは強気に少し大きな割引やサービスの交渉をします。

連携が期待できる業態は以下のようなものがあります。複数からめるとメリットが増します。

業態連携内容
エステサロンエステ施術無料、化粧品提供
美容室カット代無料、パーマ、カラー割引
脱毛サロン、顔そり割引、初回無料
まつ毛エクステ、カール初回体験無料、本数指定無料
お料理教室初回授業無料、割引
運動教室、ホットヨガ等初回無料、割引
ネイルサロンオプション無料、割引
習い事教室割引、無料体験など
占いの館相談料割引、初回相談無料
繰り返しサービスを受ける業態が向いています

大手の会社との商談は時間が掛かる上、良い条件は引き出しづらいので個人経営の店舗で比較的新しいお店との交渉がお勧めです。

注意点としては、紹介先で起こったことに対する問い合わせ等、全てのことは紹介先にお申し出頂くよう広告文内に明記が必要です。

②紹介フィーを設定する

最近はあまり耳にしなくなりましたが、「場末のスナックで・・・」と言われるお店では独身男性がお店によく来ていて、ママさんが世話を焼くといった話を耳にしました。スナックに限らず独身の男女には一定の行動パターンがあります。

そうした一定の行動パターンを分析し、近隣店舗でそういった方との関わりがあるであろう店舗を開拓し、そことお客様を紹介してくれたら1件いくらの紹介フィーを払うという約束を行うのです。この方法であれば広告費に当たる支出が収入があってから支払う形に変えられます。

具体的には本契約を取り交わす際には、実際に1件紹介してもらい「その方が実際に加入し、ご入金があたら翌月〇日に〇万円を支払う」といった形で取り決めておくことで実際に加入になった方のみお礼を支払えばいい形になります。場合によっては成婚時に追加フィーを設けることで長期契約を見込むことも可能です。

注意点
・先払い → 紹介倒れで報酬だけ支払うことになる可能性がある
・契約完了で支払い → 実際に入金される前にキャンセルになる可能性がある
・必要書類の省略 → 紹介のため安心してしまい必要書類を提出してもらわず、のちにトラブルになった
・お礼の支払いトラブル → もめごとを起こすと必ず回りまわって自分に返ってくるので、約束した条件でお支払いしましょう。

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